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下関市のデータを活用した新型コロナワクチンの効果に関する研究結果について

ページID:0079944 更新日:2022年9月28日更新 印刷ページ表示
新型コロナワクチンは、重症化予防効果や発症予防効果があることから、本市でも接種が進められています。
一方で、これまでの新型コロナウイルス流行の第7波までで、市民の皆さまも多く感染されましたが、果たして新型コロナワクチンに感染予防効果があったのか、また、ファイザー社製ワクチンとモデルナ社製ワクチンの交互接種(3回目のワクチン接種では1,2回目とは違うメーカーのワクチンを用いること)の効果はどうか、という疑問もあったのではないかと思います。
このたび、厚生労働省の研究事業として、下関市のデータ(※)を用いて東京大学が研究を行った結果が学術誌に掲載されました。
主な成果としては、
・コロナ感染者の割合(%)は、ファイザー社製ワクチンによるブースター接種群が1.4%、モデルナ社製ワクチンによるブースター接種群が0.7%、ブースター接種なし群が4.9%であった。
すなわち、2回のみ接種者は3回接種者よりも感染リスクは高かった。
・3回すべてファイザー社製ワクチンを接種した人と、1、2回目ファイザー社製、3回目モデルナ社製
ワクチンを接種した人を比較すると、3回目接種にモデルナ社製ワクチンを接種した人は、感染リスクが低かった(感染しにくかった)。
以上のとおり、本市のデータを用いた研究でもワクチンの効果をあらわす結果が示されました。市民の皆さまにおかれましては、引き続き、こうした知見も参考に、ワクチン接種の検討をいただければと思います。

(※)なお、研究は、住所氏名等を削除するなどにより個人の特定ができないようにしたデータを用いています。
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