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しものせき議会だより 令和5年9月号テキスト版

ページID:0097069 更新日:2023年8月22日更新 印刷ページ表示

しものせき議会だより 令和5年9月号テキスト版

議会だより9月号表紙

私はここに注目しています

片山 房一(日本共産党)

 「長府苑」の購入

  • 市の各種計画に反し、文書や記録も作成しないで進めていることを確認
  • 一旦凍結、再検討を求める

宮野 直樹(無所属)

 医療的ケア児のレスパイト支援

  • 医療的ケア児が短期入所等を利用できない状況を確認
  • 医療的ケア児在宅レスパイト事業の制度化を要望

林 透(創世下関)

 沿岸漁業対策

  • 沿岸漁業の現状を確認
  • ブルーカーボン事業の取り組みとニューフィッシャー事業の推進を要望

下村 秀樹(みらい下関)

 星野リゾートと当市の適切な関係

  • 開発内容の決定者は星野ではなく市であることを確認
  • 市長は議会への事前説明を尽くすよう強く要請

山野 陽生(みらい下関)

 ひこっとらんどの今後の開発

  • 関門連携を見据えた響灘ひこっとらんどパークの提案と下関海峡エリアビジョンの追加の検討を要望

林 昂史(みらい下関)

 彦島地区老の山公園再整備

  • Park-PFI制度を導入し、観光の目玉となる宿泊や家族で楽しむことのできる場所に再整備を求める

井川 典子(創世下関)

 アフターコロナにおける子育て支援

  • 子育て相談機関や産前産後ケアの更なる充実と、インクルーシブ社会の実現についての提案と要望

秋月 美佐子(公明党)

 デジタル化推進のための窓口対応

  • 「書かない窓口」のための支援システム導入事業を確認し、デジタルが苦手な方に優しい窓口対応を要望

委員会の審査の概要

 6月議会において常任委員会(総務委員会、経済委員会、文教厚生委員会、建設消防委員会)が審査した議案及び執行部から常任委員会にあった報告について主な内容をお知らせします。

総務委員会

窓口支援システム導入事業

【概要】各種証明書等の申請書作成機能を備えた「窓口支援システム(書かない窓口)」を導入するための補正予算議案について審議を行いました。

【主な質疑】

:窓口での受付から交付までの流れは。

:窓口での本人確認の後、住所・氏名などが印字された申請書を職員が作成し、申請内容の聞き取りや確認の後、証明書の発行や手続きを行う。

:どのような手続きに導入される予定か。

:市民サービス課窓口における手続きのうち、利用の多い20の手続き(転出・転入・転居、住民票・戸籍証明書の交付など)から導入する予定。

【委員会からの意見・要望等】 

・システムを導入した場合の利便性や導入費用の妥当性について、確認を行いました。

・今後、支所や本庁他課へ書かない窓口を拡充することや、取り扱う手続の種類を増やすことについて要望しました。

【住民票発行までの流れ】

 本人確認の後、職員が申請書作成、職員による聞き取りの後、発行 窓口での手書きの負担を軽減

【その他委員会で審議した主な議案等】

・長府苑(旧田中隆邸)の用地取得について(報告)

・「第1回あるかぽーと・唐戸エリアマスタープラン推進会議」の開催について(報告)

経済委員会

農業者や畜産農家等への支援(肥料や飼料等の価格高騰への対策)​​

【概要】肥料や飼料などの高騰の影響を受けている農業者や畜産農家に対し、今後の安定的な事業継続を図るため、経営に係る費用の一部を支援するための補正予算議案について審議を行いました。

【主な質疑】

:高齢化や生産意欲の低下が問題となっており、継続的な支援が必要と考えている。今後の見通しは。

:今回の支援は一時的なものであり、今後の支援の見通しを示すことは、現在難しい状況である。しかし、農業者や畜産農家の状況は十分認識をしているので、より効果的な支援となるよう検討したい。

:農業者や畜産農家は、国の政策で経営が左右される面もあることから、国への要望が重要であると考えている。現在の状況はどうか。

:現場からの意見や要望について聞き取りを実施し、それらを効果的に国へ伝えるため、県と相談しながら、その手法を検討をしているところである。

【委員会からの意見・要望等】 

・酪農をはじめとした経営体では、基金を取り崩して対応しているところもあると聞いていることから、早急な対応を促す発言がありました。

・肥料や飼料の高騰の影響について、市が現場の状況を最も知り得る立場にあることから、常に前向きに、一歩前を行くような姿勢で取り組んでいただきたいと要望しました。

【その他委員会で審議した主な議案等】

・一般会計補正予算(製造業や倉庫業への電力料金の支援)など

文教厚生委員会

物価高騰の影響を受けている私立保育所などを支援​

【概要】物価高騰の影響を受けている私立保育所等の負担が軽減するように、令和4年度同様、令和5年度も食材料費の増加相当分の支援をするための補正予算議案について審議を行いました。

【委員会からの意見・要望等】 

 現行の制度では補助金の支給が令和6年度となるが、実情に即した支援が行えるよう、補助金の支給時期や補助基準額の見直しについては、今後の物価高騰と各施設の経営状況を注視しながら、よく検討していただきたいと要望しました。

【令和4年度に引き続き食材料費を支援!】

 令和4年度実績(令和5年度支給分) 対象施設 31施設 補助支給額 約850万円

新型コロナウイルスワクチンが自己負担なしで接種できます。

【概要】5月8日~8月31日は65歳以上の高齢者、5歳~64歳で基礎疾患を有する者、医療機関、高齢者・障害者施設等の従事者について、9月以降は追加接種可能な全ての年齢の者について、自己負担なしで新型コロナワクチンの接種ができるようにするための補正予算議案について審議を行いました。

【委員会からの意見・要望等】 

 ワクチン接種の際の基礎疾患の確認方法についてはプライバシーに配慮した方法を検討していただきたいと要望しました。

【新型コロナワクチン秋開始接種が9月から始まります】 

・期間 9/20~3/31(予定) ・接種場所 海峡メッセ下関(※)、ボートレース下関(※)、個別医療機関 ・対象者 初回接種を完了している生後6カ月以上の方

※集団接種会場は12月までを予定

建設消防委員会

水道料金の減額​(令和5年8月検針分から6カ月間)​

【概要】物価高騰の影響を受けている生活者や事業者への支援策の一環として、市内全ての水道利用者の水道料金を令和5年8月検針分から6カ月間一律10%減額するための補正予算議案について審議を行いました。

【主な質疑】 

:市民への周知をしっかりとしていただく必要があるが、これに伴いシステム改修費用が微増している理由は何か。

:一から改修システムを作る必要があるため、微増となった。

【水道料金を減額します】

 減額期間中の水道料金 (例)一般家庭で1期あたり28立方メートル使用した場合

・メータ口径13ミリメートル 減額前水道料金3974円 減額後水道料金3576円 398円減額

・メータ口径20ミリメートル 減額前水道料金5294円 減額後水道料金4764円 530円減額

高規格救急自動車が寄贈されました。

【概要】 平成30年に初めて寄贈された高規格救急自動車(てつお号)が、コロナ禍において奔走する姿を見て感銘した方から、救急業務に貢献したいと救急車両(ひでお号)の寄贈の申し出があった旨の報告を受けました。

 寄贈車両:高規格救急自動車(高度救命処置用機材を除く。)1台

【委員会からの意見・要望等】 

 出動件数が増大するなか、市民の安心安全に繋がるものであるとの謝意が示されました。

(写真)寄贈された高規格救急自動車

第2回定例会では次の議員も一般質問をしています。

 ※掲載の順番は質問順です。

 東城しのぶ(みらい下関)〇子育て支援 〇ストリートカルチャー

 村中 良多(みらい下関)〇水道事業 〇下水道事業

 桂 誠(日本共産党)〇市民活動保険の改善 〇豊北地域リノベーションのまちづくりと地域活性化

 竹村 克司(無所属)〇子育て支援 〇高齢者支援ほか

 桧垣 徳雄(日本共産党)〇自衛隊基地強靭化 〇斎場や墓園の整備ほか

 早川 幸汰(無所属)〇情報共有ツール(各ツールの評価と今後の取り組みほか)

 吉村 武志(創世下関)〇菊川おもてなし事業 〇豊北地域リノベーションのまちづくり事業ほか

 板谷 正(みらい下関)〇あるかぽーと・唐戸エリアマスタープラン 〇公共施設等総合管理計画

 浜岡 歳生(市民連合)〇窓口支援システム 〇豊浦地域再生事業ほか

 星出 恒夫(創世下関)〇使用済み小型家電処理(障害者就労支援) 〇離島振興(問題点と対策)

 江村 卓三(創世下関)〇本市の林業振興(下関産材の活用) ​〇「深坂自然の森」整備​

 恵良健一郎(公明党)〇高齢者が安心して生活できる環境整備 〇女性活躍

 秋山 賢治(市民連合)〇学校トイレ快適化事業 〇高齢者バス等利用助成(いきいきシルバー100)

 阪本 祐季(創世下関)〇まちづくり協議会の今後 〇TNR活動(野良猫の不妊去勢手術活動)

 本池 涼子(無所属)〇新学校給食センター(給食提供体制・関係者への説明)

 山下 隆夫(市民連合)〇下関医療圏公的(主要)4病院の再編・統合 〇市職員の人事評価制度

 坂本 晴美(公明党)〇男性用トイレ個室にサニタリーボックス 〇教育長の4つの取り組み

 平田 陽道(公明党)〇脱炭素化 〇ヤングケアラー

 河野 淳一(公明党)〇業務継続計画 〇多文化共生・国際交流推進

 一般質問の内容は市議会ホームページ「議会中継→録画中継」からご覧いただけます。

議会だよりのレイアウトが新しくなりました。

 本市議会では、議会に提出される予算や条例の議案を、4つの常任委員会に付託し、それぞれの委員会において詳細な審査又は調査を行います。また、市の事業の進捗状況などについても、市から各常任委員会に報告や説明が行われます。

 今回の議会だよりから常任委員会の審議を中心としたレイアウトに変更し、各委員会での審議の主な内容をお伝えすることで、議会で決定した本市の重要案件などに関する情報を発信します。写真や図の掲載により分かりやすい紙面構成に努めますので、引き続き「しものせき議会だより」をよろしくお願いします。

 なお、市議会に設置されている4つの常任委員会とその所管事項は次のとおりです。

 総務委員会 

 総合政策部、総務部、財政部、市民部、出納室、監査委員、選挙管理委員会の所管に属する事項のほか他の委員会の所管に属さない事項

 経済委員会

 環境部、観光スポーツ文化部、産業振興部、農林水産振興部、ボートレース企業局、農業委員会の所管に属する事項

 文教厚生委員会

 福祉部、こども未来部、保健部、教育委員会の所管に属する事項

 建設消防委員会

 建設部、都市整備部、港湾局、上下水道局、消防局の所管に属する事項

令和5年度下関市議会議員研修会の開催について

 下関市議会基本条例に基づき、下関市議会では議員の政策立案能力等の資質向上のため、次の日程で議員研修会を行います。

 ■日時 令和5年11月15日 9時30分~11時30分

 ■場所 下関市議会本会議場

 ■講師 立命館大学 産業社会学部教授 筒井 淳也氏

 ■演題 「少子化対策と働き方改革」

【筒井 淳也教授プロフィール】1993年一橋大学社会学部卒業、2014年より立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学、計量社会学、女性労働研究 著書に『仕事と家族』、『結婚と家族のこれから』など多数 内閣府第4次少子化社会対策大綱策定のための検討会の委員などを務める。

 ■その他 当日の研修会の様子は市議会HP「議会中継」からライブ中継・録画中継を御覧いただけるようにしておりますので、ご活用ください。​

注釈1 議員と会派名:令和5年第2回定例会時点/会期:6月5日から6月23日まで
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