本文
性の多様性への理解を深めましょう
性のあり方は人それぞれ
性のあり方には、大きく分けて4つの要素があります。
身体の性(生物学的性) | 生まれたときの戸籍上の性別 |
心の性(性自認) | 服装やしぐさ、言葉づかいなど |
好きになる性(性的指向) | どの性別の人を好きになるか |
表現する性(性表現) | 服装やしぐさ、言葉づかいなど |
それぞれの組み合わせによって、様々な性のあり方が形作られています。
性の数は人の数だけ様々なバリエーションがあり、個人の趣味や一過性のものではなく、本人の意思で変えられるものでもありません。
「LGBT」とは
多様な性をあらわす言葉のうち以下の4つの頭文字を組み合わせた言葉で、性的マイノリティーを総称する言葉としても使われます。
Lesbian (レズビアン) | 女性として女性が好きな人 |
Gay(ゲイ) | 男性として男性が好きな人 |
Bisexual(バイセクシュアル) | 男女両性を好きになる人 |
Transgender(トランスジェンダー) | 「身体の性」と「心の性」が一致しない人や違和感のある人 |
「SOGI」とは
性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった言葉です。
性的マイノリティーの方だけでなく、そうでない方も含めた表現です。
SOGI(ソジ)って? ちらしのダウンロードはこちら [PDFファイル/598KB]
まわりにいないと思っていませんか?
LGBT等性的マイノリティーの方は、身近に「いない」「会ったことがない」のではなく、「見えていない」だけです。性的指向の性自認など性のありよう(セクシュアリティ)は高度なプライバシー情報です。打ち明けていない方は多くいます。
日本にどのくらい当事者がいるのかは、民間団体や自治体が調査しており、人口の約3~8%との調査結果が報告されています。あなたのまわりでも、無理解や差別を恐れて周囲に伝えることができずにいる方がいるかもしれません。性的マイノリティーの方の割合や人数にかかわらず、理解が進められ、誰もが安心して暮らしやすい社会をともに作っていくことが何より重要です。
山口県パートナーシップ宣誓制度
この制度は、お互いを人生のパートナーとし、日常生活において相互に協力し合うことを約束したカップルが、山口県に対し、双方が互いのパートナーであることを宣誓し、山口県は宣誓書を受領したことを「パートナーシップ宣誓書受領証」を交付することにより公的に宣誓したことを証明するものです。
法的婚姻が認められていない同性カップルなどの日常生活の様々な場面で感じられている生きづらさを軽減し、性の多様性を認め合う環境づくりを通じて、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指して導入するものです。
※本制度は、法律上の婚姻とは異なり、法律上の効果(財産の相続、税金の控除等)が生じるものではありません。
山口県パートナーシップ宣誓制度について<外部リンク>
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解が必ずしも十分でない現状に鑑み、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する施策の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の役割等を明らかにするとともに、基本計画の策定その他の必要な事項を定めることにより、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性を受け入れる精神を涵養(かんよう)し、もって性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に寛容な社会の実現に資することを目的としています。
内閣府<外部リンク>
リンク
性の多様性に関するリーフレット 「知っておきたい『LGBT』等の基礎知識」(山口県作成)<外部リンク>