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猫の適正飼養に関するガイドラインの改訂について
猫の適正飼養に関するガイドライン
飼い猫の飼養に関するトラブルを防ぐため「猫の適正飼養に関するガイドライン」を改訂しました。
はじめに
猫は、私たち人間にとって昔から身近な動物であり、猫が家の外を自由に歩き回ってもあまり気になることはありませんでした。
しかし、現在では、外飼いの猫によるふん尿被害やノミの発生、発情期の大きな鳴き声など、さまざまなトラブルが起きています。
また、猫を飼っている人にとって、猫は家族の一員やパートナーであり、とても大切な存在ですが、飼い猫の計画外の繁殖や、飼い主の健康上の理由などにより、猫を終生飼養することが叶わなくなったケースも少なくありません。
こうした状況を踏まえ、このガイドラインでは、下関市が「人と猫が共生できるまち」であるために、猫の飼い主の責務や猫を飼うために必要なことなどをお示ししています。
この冊子が、「猫が好きな人」、「猫が嫌いな人」、「猫に困っている人」、そして「下関市で暮らす猫」の幸せにつながることを願っています。
猫を飼う前に考えること
○今の住居は猫が飼える環境ですか?室内飼養ができますか?
○猫の生態や病気について知っていますか?
○家族も賛成していますか?
○あなたの健康と体力は世話ができる状態ですか?
○毎日世話がきちんとできますか?
○近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?
○猫の寿命とその間のあなたの生活について考えてみましたか?
○猫の一生にかかる費用を考えてみましたか?
猫の繁殖行動と多頭飼育問題
猫の繁殖行動について
メスは年2~4回の発情期があり、交尾した場合は確実に妊娠します。妊娠期間は63日前後で、1回に約3~10頭の子猫を産みます。
オスは決まった発情期はなく、メスの発情に誘発されて繁殖行動を行います。
猫はとても繁殖力の強い動物です。猫が増えすぎて困る前に、不妊去勢手術を行いましょう。
多頭飼育問題について
近年、ペットを家族の一員として飼養する家庭が増加している一方、飼い主の管理能力を超えた頭数を飼養してしまうことによる「多頭飼育」が問題となっています。
多頭飼育問題とは
多数の動物を飼養しているなかで、適切な飼養管理ができないことにより、(1)飼い主の生活状況の悪化、(2)動物の状態の悪化、(3)周辺の生活環境の悪化、の3つの影響が生じている状態を言います。
多頭飼育によって起こること
(1)飼い主の生活状況の悪化
飼養頭数が飼い主の管理能力を超えると、ふん尿等の掃除が行き届かず、悪臭や害虫の発生などで生活環境の衛生が保てなくなります。また、不衛生な環境は感染症を招き、飼い主や家族の健康を損なうおそれがあります。
エサや猫砂などの飼養コストの増大で経済的に逼迫し、飼い主の生活環境の基本である衣食住そのものの状態の悪化(身体や衣服の汚れの放置、多頭飼育に原因する住居の損傷の放置等)につながることがあります。
(2)動物の状態の悪化
猫の状態の悪化の程度によっては、虐待(ネグレクト等)に該当するおそれがあります。
獣医師による診察や治療が必要な猫の放置や感染症の蔓延も起こる可能性があります。
不妊去勢手術が行き届かず、頭数がさらに増加し、近親交配による先天異常のリスクが上がります。
また、エサの供給が不足している場合は、飢餓による共食いが発生することもあります。
(3)周辺の生活環境の悪化
不衛生・悪臭・騒音・害虫・感染症などの問題が住居外にも広がり、近隣住民の生活環境と健康を脅かす場合があります。
下関市における猫の多頭飼育問題の最近の事例
下関市の最近の事例を紹介しています。
多頭飼育問題の防止には
※オスでもメスでも最初の1頭にまず不妊去勢手術を受けさせてください!
猫を適正に飼うために必要なこと
○猫は室内で飼いましょう
○不妊去勢手術をしましょう
○迷子札をつけましょう
○終生飼養しましょう
○絶対に猫を捨ててはいけません
○殺傷や虐待は絶対にしてはいけません
○健康管理を行いましょう
○近隣に迷惑をかけないようにしましょう
○動物由来感染症について知っておきましょう
シルバー世代の皆さんへ
猫との暮らしは、私たちに幸せや癒しをもたらしてくれます。
猫の世話が生きがいになる、猫の話題を通じてご近所での会話が弾む等の効果もある一方、長く飼い続けることの課題への対処、あるいは準備も求められます。
シルバー世代の皆さまが最後まで責任を持って猫を飼うために、一人で悩まず、それを共有できる環境をつくっておくことが必要です。
さらに、飼い主の「万が一」に備え、あらかじめ家族や親族で相談して取り決めを行い、日頃から準備しておくことが必要です。
○ケガや病気による入院に備えて
○施設への入所に備えて
○世話や掃除ができなくなることに備えて
○動物の健康管理ができなくなることに備えて
災害時に備えて
災害は突然起こります。飼い主には飼っている猫に対する備えも必要です。
災害時に備えて、猫と一緒に避難できるよう日頃から準備をしておきましょう。
詳しくは、災害発生時のペットの取扱いについて(飼い主の方へ)をご覧ください。
猫の体の仕組みと一生
(1)猫の体の仕組み
(2)猫の一生
猫の習性
下関市の猫をとりまく現状と課題
猫には犬のように狂犬病予防法に基づく登録制度がないため、正確な猫の飼育頭数は分かりませんが、ペット産業の情報などから推定すると、本市では約19,500頭(※)の猫が飼育されていると想定されます。(※一般社団法人日本ペットフード協会が実施した全国の犬猫の飼育頭数調査(令和6年度の猫の飼育頭数の推計約9,155千頭)から本市が世帯割により独自に算出した推定値。)
令和6年度に下関市動物愛護管理センターに収容された猫は89頭でそのうち、39頭が飼い猫です。本市の猫の殺処分減少のためには、飼い主に対する適正飼養の啓発が重要となっています。
○猫の収容頭数・殺処分頭数
○飼い猫の引き取り理由(令和6年度)
○その他数字で見る現状(令和6年度)
困った場合などの連絡先
○猫が迷子になったとき
○猫に不妊去勢手術を受けさせたいとき
○猫が病気になったとき
○長期の不在等で猫を預かって欲しいとき


