本文
下関駅前応援宣言
新型コロナウイルス感染症の影響により、店舗への来訪機会が大きく減少し、コロナ禍でインターネット通販や飲食店のデリバリーサービスが普及するなど購買環境が変容したうえ、本市以外の大型商業施設等への消費流出などが生じ、市民の地元店舗への来訪機会及び消費の回復には至っておらず、特に下関駅前は顕著です。
下関駅前は「下関の顔」であり、また本市中心市街地の核でもあります。地域経済の活性化・にぎわい創出・雇用確保等のためにもなくてはならないものです。
下関市ではこの度、その重要性を再認識し、消費促進・駅前振興を図るため「下関駅前応援宣言」を実施しました。
日時
令和5年(2023年)10月7日(土曜日)午後1時から
場所
日本セレモニーウォーク(下関駅前人工地盤・エキマチ広場)
宣言者
下関市長 前田晋太郎(写真中央)
同席者
下関商業開発株式会社 代表取締役社長 波田兼昭 様(写真右から二人目)
株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸下関店長 田中儀和 様(写真右から一人目)
下関市副市長 北島洋平(写真左端)
宣言文
今から約80年前の昭和17年、関門海峡を結ぶ鉄道トンネルが開通し、下関駅が現在の位置に移転して以降、駅前は本市の玄関口として大いに発展してきました。
豊前田商店街やグリーンモール商店街には様々な「お店」が立地し、老舗の百貨店「大丸」や西日本最大の大型ショッピングセンター「シーモール下関」も開業しました。
そして、駅前は市内最大の商業エリアとして、私たちが必要とする商品やサービスを提供する場であると同時に、市民が交流し、文化・芸術や生涯学習に接する場として、さらには雇用の受け皿として、市民の豊かな暮らしを支え続けてきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により、外出の機会は減り、買い物や外食の習慣も大きく変わりました。本年5月に新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが5類に移行し、かつての日常を取戻しつつある中にあっても、市民の日常生活を支える役割を長年担ってきた駅前の「お店」への客足は未だ戻ってきておらず、大変厳しい状況にあります。
駅前のにぎわいは、すなわち、市のにぎわいそのものです。今こそ、事業者の皆さんに「もうひと踏ん張り」を期待するとともに、市民の皆さんにも駅前の商業施設や商店街の重要性を再認識していただき、積極的なご利用をお願いします。
皆さんとともに、駅前をにぎわいと魅力にあふれた場所とするため、行政としても全力で支援していくことを、ここに宣言いたします。
令和5年(2023年)10月7日 下関市長 前田晋太郎