本文
ガレ、エミール 楓・朝露文小瓶
作品情報
- 作品名
- 楓・朝露文小瓶
- Title
- Vase with engraved maples and cobwebs
- 制作年
- 1900年頃
- 材質
- ガラス
- 形状
- 寸法
- 16.7 8.0
- 分類
- 工芸
- サイン・銘記
- 備考
- 記号
- C-822-002
作家情報
- 作家名
- ガレ、エミール GALLE, Emile
- 生没年
- 1846 1904
- 出身地
- フランス・ナンシー
- 活動地

作品紹介
くもの巣にかかる楓の葉と露の水滴が小さなガラスの花瓶を飾る。器形は、透明ガラスにワイン色のガラスを被せ、部分的に玉虫色のガラス粉を溶着し型吹きして成形される。 装飾部分では、楓の葉やくもの巣がエッチング手法で浮き彫りにされ、下地の透明ガラスの上で葉やくもの巣が中空に浮いているように見える。 この作品のくもの巣や朝露などという微視的な題材を取り上げる繊細な感覚には、日本人の感性に通じるものがあり、「ナンシーで日本人として生まれた」と評されたガレの精神が表れている。 落葉と朝露により表される季節と時間は、ガレ流に考えれば、晩秋という季節のたそがれと、早朝という一日の始まり、つまり消滅と生成という二律背反する観念の象徴である。 生成と消滅―生と死のイマージュ、それはガレが生涯追いつづけた彼の根本的なモチーフであった。作家紹介
陶器とガラスの企画販売を事業としたシャルル・ガレを父にフランスのナンシーに生まれる。20代後半から父の会社の芸術的指導と営業に携わり、やがて事業を継承。自らの率いる工房で新しいガラス工芸技術を創案し、草花や昆虫を、象徴主義的・叙情的に造形し、ガラス工芸に新生面を開き、ナンシー派アール・ヌーヴォーの指導的存在となった。特別観覧のご案内
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