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所蔵品展「長府藩の御用絵師/生誕110年 桂ゆき」
会期
2023年5月30日(火曜日)~7月9日(日曜日)
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
観覧料
一般:210円(160円)、大学生:100円(80円)
※()内は、20名以上の団体料金。
※18歳以下の方は、観覧料が免除されます。下関市と北九州市在住の方で、65歳以上の方は半額免除。(いずれも公的証明書の提示が必要)
※下関市立美術館・北九州市立美術館友の会会員(特別・賛助・一般・ペア会員)の方は観覧無料。
展覧会紹介
長府藩の御用絵師
江戸時代後期、長府藩に仕える御用絵師は、笹山家、度会家、狩野家、諸葛家の4家が担っていました。このたびは江戸時代中期以降の御用絵師たちの活動を、彼らが弟子入りした木挽町狩野家の当主たちの作品を交えた、約30点でご紹介します。
生誕110年 桂ゆき
桂ゆき(1913‐1991)は、前衛の女流画家として、戦後美術界をけん引する芸術家のひとりでした。東京生まれ東京育ちの彼女ですが、先祖代々長府毛利家に仕えた上級藩士の家系に生まれ、長府出身の父・桂弁三は東京大学で金属工学の教授を務めていました。また仲の良かった弟の桂英澄は直木賞作家として知られており、彼の書いた本の装丁をゆきが手掛けることもありました。
彼女はコラージュをその根幹に置きながらも、一見しただけでは同一人物の手によるものと思えないほど多彩な表現を展開しました。また幅広い交友関係、行動力、そして生き方そのものが、ときに彼女を通してみた社会あるいは世界をうつす作品として生み出されました。
このたび生誕110 年の節目に、初期の作品から晩年までの作品約30点を展示し、改めて桂ゆきの魅力をご紹介します。
左上より:度会洞玉《黄石公・張良図》、長沢栄州《寿老》(部分)、桂ゆき《物価高》1967 年、桂ゆき《手相》1985 年
所蔵品展No.160 出品作品リスト [PDFファイル/768KB]
関連催事
ギャラリートーク
日時:6月3日、17日、7月1日(各土曜日) 午後1時30分~
※参加無料(ただし、展覧会の観覧受付が必要です)
※事前予約不要
特集「杏橋忠次郎の植物画」
会期
第一期:2023年5月30日(火曜日)~6月25日(日曜日)
第二期:2023年6月27日(火曜日)~7月9日(日曜日)
会場
第一期:美術館1階展示室
第二期:美術館2階展示ホール
内容紹介
かつての下関市農業試験場(旧下関市園芸センター)で初代場長を務めた杏橋忠次郎(きょうばし・ただじろう)による植物画をご紹介します。「下関の牧野富太郎」さながらの、精緻なボタニカルアートの世界をお楽しみください。
左より:《カクチョウラン》、《ルリマツリモドキ》
杏橋忠次郎の植物画 出品作品リスト(第一期:5月30日~6月25日) [PDFファイル/581KB]
杏橋忠次郎の植物画 出品作品リスト(第二期:6月27日~7月9日) [PDFファイル/555KB]
解説動画
下関市立美術館公式Youtubeチャンネルに、所蔵品展No.160の紹介動画を掲載しました。
作品について楽しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCQ_O9LrdxmzsQZXW_X7KCnQ<外部リンク>