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COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知っていますか?

ページID:0118127 更新日:2024年9月1日更新 印刷ページ表示

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について~毎年11月の第3水曜日は「世界COPDデー」です~

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。

たばこの煙などに含まれる有害物質を長年吸い込むことで、気管支の炎症や肺胞の破壊が起き、徐々に呼吸機能が低下していく肺の病気です。また、COPDは肺だけの病気ではなく、心疾患や脳疾患、骨粗鬆症、糖尿病など全身に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

日本では、40歳以上の患者数は約530万人と推定されましたが、多くの人がCOPDであることを気づいていない、または正しく診断されておらず、大多数の患者さんが未受診・未診断のため治療を受けていないのが現状です。(一般社団法人GOLD日本委員会COPD情報サイト)<外部リンク>

最大の原因は「たばこの煙」です!

COPDの主な原因は喫煙であることから、「たばこ病」ともいわれています。また、喫煙者への影響だけではなく、非喫煙者がたばこの煙にさらされてしまう「受動喫煙」により、非喫煙者にとってもCOPDの危険因子となります。たばこを吸う時は、周囲の方への配慮をお願いします。

たばこと肺

症状について

初期は無症状で、ゆっくりと進行していきます。症状がみられる時はかなり進行していることが多いです。COPDが重症化すると、安静時でも息切れするようになり、日常生活を送るために酸素吸入器が必要となる場合もあります。

COPDの主な症状

  • 咳が長時間続く
  • 階段や坂道の上り下りで息切れしやすい
  • 黄色や粘り気のある痰がでる
  • 呼吸をすると、ゼイゼイ・ヒューヒューと変な音がでる

息苦しい人

COPDの可能性があるかチェックしてみましょう!

COPD集団スクリーニング質問票(COPD-PS)は、広く一般の人を対象として、COPDの可能性があるかどうかを簡単に調べることができます。設問数は5問と少ないため、簡単に自己採点ができます。合計点数が高いほどCOPDの可能性が高くなります。

合計点数が4点以上の場合、あなたの呼吸の問題はCOPDが原因かもしれないため、まずは早めにかかりつけ医に相談することをお勧めします。

COPD集団スクリーニング質問票

こちらからダウンロードできます。COPD集団スクリーニング質問票 [PDFファイル/355KB] 

COPDの最大の予防方法は「禁煙」です!

たばこを吸い続けると呼吸機能はどんどん悪化していきます。一度悪化してしまった肺の機能は、完全に元の状態に戻すことは困難とされていますが、病気の進行を遅らせたり、和らげることはできます。COPDの予防と治療の基本は「禁煙」です。ご自身のためにも、周りの方のためにも、まずは一日でも早く禁煙しましょう!

COPD啓発リーフレット(R3年度)

COPDについてもっと知りたい方へ

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