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所蔵品展「特集 植木茂と下関市立美術館」
会期
2023年9月5日(火曜日)~10月15日(日曜日)
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし、祝日の9月18日、10月9日は開館)
観覧料
一般:210円(160円)、大学生:100円(80円)
※()内は、20名以上の団体料金。
※18歳以下の方は、観覧料が免除されます。下関市と北九州市在住の方で、65歳以上の方は半額免除。(いずれも公的証明書の提示が必要)
※下関市立美術館・北九州市立美術館友の会会員(特別・賛助・一般・ペア会員)の方は観覧無料。
展覧会紹介
建築、温故知新
今年、開館40 周年を迎える下関市立美術館。この度の所蔵品展は少し趣向を変えて、美術館の「建物」に注目します。
特徴的な吹抜けの空間(光庭)誕生の舞台裏、なぜ入口までの長いスロープがあるのか、エジプトの神殿やヨーロッパの修道院との関係とは…など、当時の建築図面や写真などの資料から、建築や敷地内の修景デザインに込められた意図を紐解きます。
(左から)開館当時(1983年頃)の航空写真、現在の下関市立美術館ファサード、外壁タイル
彫刻家 植木茂
抽象彫刻のパイオニアとして知られた植木茂(1913-1984)は、戦後間もない1947 年から51 年を、妻文子の出身地下関で過ごしました。下関時代には、下関市民館(当時)の外壁レリーフの制作や、下関美術家協会の設立メンバーに名を連ねるなどの足跡を残しています。その後大阪に拠点を移し、サントリーのウィスキー「ローヤル」のボトルデザイン原型など、商業デザインの仕事でも知られました。
下関市立美術館の開館にあたり修景デザインの顧問を務めた植木の、自由でのびやかな彫刻作品およそ30 点を、サントリーの宣伝部長であり洋画家としても活躍した山崎隆夫、交流のあった赤間関硯作家・堀尾卓司ら同時代の芸術家たちの作品とともに紹介します。
(左から)アトリエの植木茂(1950年代半ばと推定)、《モードス》1949年
藤田嗣治 素描特集
大正2年(1913年)に渡仏した画家・藤田嗣治(1886-1968)。日本画の墨や筆を使った独自の画風で評価され、1920年代のパリで一躍時代の寵児となりました。貴重な1920-30年代の素描作品から、藤田が得意とした女性や猫、子どもを描いた約20点をご紹介します。
所蔵品展No.162 出品作品リスト [PDFファイル/162KB]
関連催事
美術館・建築さんぽ
約40年前に美術館の設計を手掛けた元下関市職員をゲストに迎え、館内や敷地内を歩きながら、建物の魅力を発見するツアーです。
日時:9月18日(月曜日・祝日) 13時30分~(約1時間) 終了しました
ゲスト:藤永眞善美氏(元下関市職員、一級建築士)
会場:美術館内および敷地内(雨天の場合、変更の可能性あり)
ギャラリートーク おさんぽバージョン
館内や敷地内を歩きながら、建物の魅力を発見するツアー。
日時:10月7日(土曜日) 13時30分~(約1時間)
会場:美術館内および敷地内(雨天の場合、変更の可能性あり)
ご参加を希望する方は、2階展示ホールにお集まりください。
※事前予約は不要です。ご参加には、当日の所蔵品展の観覧券購入などが必要です。
同時開催
企画展「赤間関硯 堀尾信夫の挑戦」(会期:9月5日~10月15日、会場:1階展示室および講堂)