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議 長 香川 昌則(かがわ まさのり) 副議長 安岡 克昌(やすおか かつまさ)
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市民の皆様には、平素から市議会に対しご理解とご協力を賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。
さて、昨年は、元旦に発生した能登半島地震をはじめ、全国で度重なる豪雨災害や記録的猛暑など、自然の猛威に対し、改めて「安全で安心なまちづくり」の必要性が求められる年となりました。一方で、デジタル化が一段と加速し、行政サービスにおいても、オンライン窓口の利用拡大や子育て支援アプリの開発などが積極的に行われております。
本市におきましては、最重要課題であります人口減少や少子高齢化に立ち向かうべく、下関市立大学において、データサイエンス学部に新学生を迎えたほか、今年4月には、新たに看護学部が開設され、地域に根差した人材育成の環境が整備されます。併せて、インバウンド需要を背景とする観光振興や、豊北地区などで実施されている地域資源を活かしたリノベーションによるまちづくりに一定の進展が見られるとともに、新総合体育館の供用開始による各種スポーツイベントの開催など、様々な分野において、今後のまちの活性化が期待されます。
市議会においては、議員定数の削減を決定するに留まらず議会改革を強力に進め、行政の監視機能に加え、本市発展の重点エリアの観光振興や活性化施策を調査する下関海峡エリアビジョン調査特別委員会において、議会から提言を行う準備をしております。さらに、市民アンケートによりいただいたご意見を真摯に受け止め、開かれた議会を目指し、議会活動がより明確になるよう、定例議会後の記者会見や議会見学に加え、議会広報紙の内容充実に向けて議論を加速しました。また、本会議や委員会での発言内容をその場で文字に変換し、モニターに表示するサービスを県内で初めて導入したことや、高校生議会の開催に協力し、次代を担う若者と活発に意見交換を行うなど、各種広報広聴活動に取り組んでおります。
私たち議員は、市民の皆様のため、議員としての役割と使命を自覚し、市民福祉の向上、そして、本市のにぎわい創出に向け、誠心誠意尽くしてまいりますので、引き続き温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
下関市議会議長 香川 昌則